◆第5回 『シミの種類』◆
大切な会員様のために、サロンより月に一度、プロが伝える『正しい美容法』をお送りいたします。
サロンに通わなくてもできる、自宅でのお手入れ法です。ぜひ、お役立てください。
シミとなる最大の原因は紫外線です。
しかし、シミのもととなる“メラニン”という色素を増やす要素は他にもあります。
知られていない原因↓
1:肝臓、卵巣など内臓の不全
2:妊娠
3:ストレス
4:加齢
5:炎症(ニキビ跡、湿疹などの肌トラブル跡)
1:次に挙げる、ホルモン分泌に関わる内臓の機能低下がメラノサイトを刺激しメラニンを増加させます。
●肝機能の低下により、血液中に代謝されずに残ってしまった女性ホルモンがメラノサイトを刺激。
●卵巣機能の低下や性ホルモンのバランスが乱れることでメラノサイトを刺激。
●副腎皮質機能の低下により、制御を受けなくなった色素細胞刺激ホルモン(MSH)が過剰に分泌され、メラニン増加。
2:女性ホルモンの増加によって、目の周囲、腹部などが黒くなり、妊娠1〜2ヶ月から後半にかけて目立つようになります。
分娩後、2〜3ヶ月で自然に消失していきますが、栄養不足や体調不良、産後の日光浴は、改善を妨げます。
3:ストレスなど心理面での不安定は、ホルモンの分泌や自律神経に大きな影響を与えます。
ストレスにより視床下部及び脳下垂体が刺激を受け、さまざまな抗ストレスホルモンが分泌されますが、
それと同時に脳下垂体からはMSHも分泌されています。
そのためメラニン合成の指令がメラノサイトに届き、メラニン合成が促進されることになるのです。
4:加齢とともに現れ、顔などにできるシミを老人性色素斑(老斑)と呼びます。
おもに、顔の側面(耳の前)、首の側面、手の甲、前腕などにできる、ソバカスに似た小さなシミは雀卵斑性老人色素斑です。
主に、ほほ、眉の周辺、下あご、などにできる肝斑に似た大きなシミは、大型老人性色素斑です。
5:アレルギー性皮膚炎・ニキビが治った跡に色素沈着が残る場合があります。
炎症の種類はいくつかありますが、炎症によって皮膚が弱り、肌の代謝が低下しメラニンが排泄されずに残ります。
適切な治療後は、肌のターンオーバーを蘇らせるために、血行を良くするマッサージや栄養成分を豊富に含んだ化粧品でのお手入れが大切です。
お手入れ法はサロンでもアドバイスしていますので気軽にお尋ねくださいね♪
★アレルギー、アトピーの方、安全なものをお探しの方はサロンにお尋ねくださいね。
♪次回は『活性酸素について』です。おたのしみに。。。
◆予告(変更する場合があります)
9月『基礎化粧品の使用法』
10月『肌トラブルの原因』